SWOT分析のフレームワーク

 自社の現状を分析し、経営戦略を検討するためのフレームワークがSWOT分析です。この分析からクロスSWOT分析で戦略の重要項目が導かれていきます。

 SWOT分析とは、内部要因である自社の「強み(Strength)」「弱み(Weakness)」と、外部要因である「機会(Opportunity)」「脅威(Threat)」から、自社分析するフレームワークです

機会(Opportunity強み(Strength)
脅威(Threat)弱み(Weakness)

各項目の意味は、下の表になります。

項目意味
強み(Strength)自社の強みで、商品・サービスを顧客が利用する理由
特とする技術力(特許)、実績、経験など
弱み(Weakness)競合他社と比較して劣っている部分
自社が苦手としている弱点など
機会(Opportunity)外部環境の変化のうち、自社のビジネスチャンスとなり得る外部的な要因
脅威(Threat)競合他社(外部)の動向など、自社の目標達成を阻害する外部的な要因
SWOT分析

 SWOT分析では、それぞれの項目の要因が多いほど、選択できる戦略の幅が広がることに繋がります。社内や第三者を交えて客観的に多くの要因をアウトプットすることが重要です。ここでは漏れが無いようにするのがポイントになります。なので、社員の意見だけでSWOT分析を行うと見方が偏りがちなため、取引先や顧客などのアンケートを利用すると効果的です。

続いて、クロスSWOT分析に続きます。

ワークは、時流の変化とともに自社の立ち位置を考えていくので定期的に行うのが良いでしょう。