挑戦したかったことは?起業の初心は何ですか?

 長年勤めた企業を退職し自分で商売を始めた方とお会いしてきました。私も、同じ立場にあるので共感を覚えます。当然、たくさんの失敗を経験をしながらも、前向きに考えてきたつもりです。「失敗を学びと考える」ことができれば…とか…でも、なかなか行動できなくなるものなんです。

 そんな、しんどい時は、リフレッシュしたりと試行錯誤をするものです。でも「行動しないと結果はでない」というのが答えです。たまにラッキーはあるけれど、それでも行動に根拠があり思考していければ、きっとうまく行く確率は上がります。世の中で起こる出来事は、因果関係があり必然で起こると言われています。

 「マインドセットが上手く行かないと物事は上手く進まない」という話をきいたことはないでしょうか?これはビジネスでもプライベートでも大切な部分です。気持ちで成果があがれば良いのですが、経営はそうはいきません。「成果」に結び付ける「活動」を導き出すには、どうすれば良いのでしょうか?

 「言葉」を「行動」へ
・「心」の底から思い、行動する
・「頭」で意識し考え、行動する

 思考ができると、大きくズレることが減ります。思考は、まだまだスタートラインなんです。だから、新入社員研修では、精神教育が多く行われ、行動して失敗することに意味を持たせているんです。

 ちなみに、命を懸けて働く人達は最初に必ずギリギリの厳しい状態まで訓練をするそうです。例えば、自衛隊や消防士などが代表的なところでしょう。戦場(仕事場)で命を懸けて戦うには、理由があります。

 経営者や事業も同じです。「何かに必要とされるという理由」があるからこそ厳しいビジネスの世界で戦えるんだと思います。その糧が、経営理念だったり、守るべき家族、自分の趣味などなど。お金は手段にしかなりえないので、お金や売上高を目標にしても目的にはならないものです。一方で、その手段を失うことで事業は停止します。

 目先の目標や課題を1つずつクリアしながら、最終目標に繋げることが重要なのは頭で理解できるところでしょう。それができれば、繰り返しで自分が成長しレベルアップしていきます。「思考」や「考え方」は「言葉」や「行動」に表現されていきます。

マザーテレサの言葉

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。

言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。

行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。

習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。

性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。

 成功している経営者に人格者が多いのは、納得できます。思考がしっかりしていると「言葉」「行動」に現れるということです。正しい行動、習慣、正確を身に付け良い運命にしたいものです。

思ったり、考えたり、正しいか、どうか・・・そんなことは、最初は分からなくてもいいと思います。「勇気を出して」行動することが大切です。

経験を積めば、理論的に進めるだけでなく、直観を信じることができるようになります。

いい運命が、皆さんに訪れますように。