創業時の資金調達で、金融機関の対応と条件提示に驚きです。

自己資金にて設備調達、運転資金が無いという状況での相談です。長期資金を自己資本の2倍程度申し込みました。自己資金(株主資本)の株主構成がちょっと複雑だったため、資金調達は難航しましたが、条件付き承諾です。

審査結果は、「短期の条件付き」でした。理由は、実績が無いから・・・様子をみたいとのことです。創業ですから実績があるはずないですね。ちょっと違和感がありましたが、設備を自己資金で準備したので、経常運転の販管費部分を一括返済にしたら返済できなくなりますよ。なぜなら創業の半年は起動に乗るまで赤字で動きます。

確かに創業なので販売実績が無いのですが・・・それより月次の粗利で経費を賄わないと・・・返済時に資金ショートするパターン。経常運転資金を長期で据え置きし、仕入資金は短期で2本立ての申し込みをしたのですが、回答が売掛金で一括返済の条件でした。必要経費は自分で考えろと言うことです。実績ができたら長期に変更しますとのこと、その場合でも、借り換えは原則しないと思います。

事業が開始できないよりはスタートしたいとの経営者の希望で、そのまま借入しました。即時、金融公庫へ申し込みし承諾になりました。販売先があるので、社長と協力者と連携してがんばります。

この場合、資金管理が上手くできないと返済できなくなります。コロナ渦、業種を鑑みれば、審査が厳しいのも理解できますが、金融機関の対応が自分中心すぎて疑問が残りますので、取引銀行変更を考えざるを得ません。

私が金融機関の立場なら、同時に政府系金融機関と連携を図り同じ計画を共有し長期資金を導入します。そのうえで短期減額し長期と短期の融資額をバランシングします。